【上級】ボルダリングトレーニング『ムーンボード』で保持力アップ

3~4年ほど前からポツポツと日本のジムにも設置するところが増えてきた「ムーンボード」

クライマーの中では有名で、簡単にいうと同じ規格の壁で同じホールドを使うことによって世界共通で同じ課題が登れるということです

今回はそのムーンボードについて説明していきます

目次

MoonBoard(ムーンボード)とは?

ムーンボードとはイギリスの有名クライマーであるベン・ムーンが考案したトレーニングボードで、決まった規格幅の壁とホールドで課題が作られています。

決まった規格の壁というのは高さ3.15m・幅2.44m・傾斜130度の壁で20センチ感覚でホールドを付ける穴が開いています。

使うホールドもスクールホールドという決まったホールドを使うため、世界共通の課題を登れるということができ,考案者であるベンムーンのWEBサイトに課題が投稿されているので、再現もすぐに可能です。

ムーンボードの特徴

ムーンボードの特徴はなんといっても130度ツライチの壁とホールドです

130度の傾斜というのは足を残すことが極端に難しく足が切れることが多くなり、フィジカルが要求されます

3D的な立体的で凸凹した壁があるクライミングジムが多い中、ツライチの130度は貴重で少ない為、苦手とする方が多いように思えます

つまり130度壁のムーンボードでは足切れをなくすムーブ足を切っても耐えるフィジカルが必要です。

足切れをなくすというムーブは大きなムーブよりも数センチ単位の足の置き場・膝の角度といった細かいムーブになるので登っているだけでかなり強くなります。

もう一つの特徴はホールドにあります。

ムーンボード用のスクールホールドはあまり大きいものがなく、全体的に小さくシンプルなホールドが多いです。

そのためパーミングよりは全体的にカチといった細かいホールドを持つ技術が要求され、シンプルに保持力が必要になっていきます。大きいホールドではないので足を残すのもかなりシビアになります。

全てのクライミング力の向上が必要

ムーンボードがどんなものか少し理解できましたか?

まだ始めたばかりな方には難しそうと感じるかもしれませんが、難しいです!!

ただ1手1手がトレーニングになるので、近くのジムに置いてあるって人は一度世界共通の課題を登ってみましょう。

ムーンボードは最近の課題の特徴である「ハリボテ」や「コーディネーション」といったスポーツ向きのクライミングよりは細かいフットワーク、細かい保持力、繊細な手の角度や体の向き、振られた時に耐える体幹力などクライミングの総合力がかなり必要となります。

自分には何が足りないかもはっきりわかるのでトレーニングをして強くなりたいって方には本当におすすめです。

ムーンボードでトレーニングしてライバルに差をつけましょう

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