トップクライマーに学ぶ10の資質

ボルダリングワールドカップを2回、英国ボルダリング選手権を複数回制している女性トップクライマー”ショウナ・コクシー”

ほぼ毎日、1日4~8時間をウォールで過ごしながら、ストレングスやコンディショニングのトレーニングもこなしている彼女は1年を通じて各種目で出場を続けているそうです。

そんな女王ショウナコクシーが何を考えて過ごしているのか?その強さの秘訣を調べてみました!

コロナ等様々な逆境を乗り越える強さを学びましょう!自分自身に置き換えて参考にしてみてください

目次

ショウナコクシーが強い10の理由

1:揺るがない強い意志

クレーンは、コクシーの揺るがない強い意志が本人をボルダリングのトップへ導いたと考えている。コクシーは強い意志で常に限界をプッシュし続けているのだ。クレーンは次のように説明する。

ハードなクライムでは何回も失敗を繰り返すので、繰り返しに耐えるための強い意志が必要になります。たとえ目の前に何が立ちはだかろうとも、彼女は絶対に引き下がりません」「ショウナはトレーニングを積みながら、異なる視点から考え、成功するまでハードにトライを続けていきます。コンペやイベントでは、自分のマインドをコントロールして状況にリアルタイムで対応できるかどうかがトップに立つための重要な分かれ道になります。」

2:他人を思いやれる優しさとフレンドリーな性格

ボルダリングにパートナーは必要ないが、孤独なスポーツではない。実は、他人を思いやれる優しさフレンドリーな性格がこのスポーツでの成長を助ける。そしてクレーンは、コクシーにはそのような優しさと性格が備わっていると考えている。

「ボルダリングでは周りにいる人たちから色々な学びが得られます。そして、人に優しく接することができれば、その分だけコネクションが増えていきます。

ショウナのとても社交的で優しい性格は、彼女をトップクライマーへ導く大きな助けになってきました」その優しさには他人へのリスペクトも含まれる。トップクライマーたちの競争は厳しいが、クレーンは、現在のプロコンペシーンではお互いがリスペクトし合っていると感じている。「トップクライマーたちは友人関係にあります。笑ったりジョークを飛ばしたりしていますが、お互いを良く理解していますね。コンペでは真剣勝負になりますが、どのような結果になってもお互いをリスペクトしています」

3:モチベーションを維持できる / 他人からモチベーションを得られる

成功を収めているアスリートは常に大きなモチベーションを備えているが、コクシーも自分と周囲から常にモチベーションを得ている、とクレーンは説明する。

「ショウナと同レベルのセルフモチベーションが自分にもあったらと思いますね。彼女はいつも自宅地下のクライミングウォールでトレーニングを積んでいます。さらなる高みに到達し、自分の理想を超えていきたいという彼女のモチベーションは非常に高いですね」「もちろん、モチベーションが高まらない日もありますが、私たちの親友関係が活きてくるのはこういう時です。ショウナは私を頼りにしています。私を “この部分にもっと取り組むべきだけど、気分が乗らないなら無理に取り組む必要はない” と言ってくれる人物として信頼しているのです」

4:プレッシャーの中で冷静を保てる

トップクライマーはプレッシャーの中でベストパフォーマンスを見せる時があるが、これには理由がある。クレーンはその瞬間を “ラストムーブ・フィーバー” と呼んでおり、追い込まれた状況で冷静を保つ方法を学ぶことがより優れたボルダラーになれる秘訣だとしている。「コンペや新しい課題にハードに取り組んでいる時、あとたった1ムーブのところでパニックに陥って失敗してしまうクライマーがいます。経験を積めば、このような状況でも冷静を保てるようになります。ショウナは数多くのアップダウンを経験してきたので、常に冷静を保てています。何が次に起きるのか、それにどう対応すれば良いのかを経験で知っているのです」

5:“ムーブの引き出し” を持っている

ボルダラーを目指すなら “ムーブの引き出し” を数多く用意しておくことが重要になるが、未経験の状況に置かれた時でも適切な引き出しを選べるかどうかが、トップボルダラーと並のボルダラーを分けることになる。

「クライミング経験が増えれば、それだけ引き出しの数が増えていきます。ルートを読めるようになり、リアクションスピードが高まります。ショウナは経験豊富なので、身体が勝手に反応していく時もありますね」

ボルダリングワールドカップを2度制覇しているショウナ・コクシー

6:学習意欲を保ち続ける

ボルダリングは日々進化を続けているカテゴリーだ。クレーンは、コクシーが長年トップレベルで成功を収め続けられている理由は、トップに立ったあとも維持されている学習意欲にあると考えている。

「コンペでは観客を沸かせるドラマティックなムーブがいくつも確認できるので、そこから学んでいく必要があります。ですが、そのようなムーブをいきなり習得するのは不可能です。できることから始めて、徐々にステップアップしていく必要があります」「新しくて複雑なムーブを習得する時は、ショウナのムーブを録画して、一緒にチェックします。2人で会話をしながらムーブをパーツに分解し、ひとつずつチェックしながら、できるようになるまで取り組んでいきます。できるようになったら、反復練習で完全にマスターします」

7:自己分析して苦手なエリアを克服できる

コンペでもアウトドアの課題でも、ボルダリングで成長するためには実際のパフォーマンスだけではなく分析作業も重要になってくる。そのため、クレーンとコクシーも時間を作って過去のパフォーマンスを一緒に振り返っている。クレーンが説明する。

シーズン終盤のビッグコンペを終えたあと、ショウナは数週間かけて自分を落ち着かせます。そのあと、彼女の準備ができたタイミングで、2人でコーヒーを飲みながら彼女が成長させたいエリアについて話し合います」「ポジティブな気持ちで苦労したエリアを振り返っていくことが重要です。成長したいなら、自分が得意なエリアではなく、苦手なエリアに積極的に取り組んでいく必要があります」

8:トレーニングに集中できる

ショウナ・コクシーは自分のトレーニングメニューに集中的に取り組んでいるが、トレーニングメニューを着実にこなすために彼女はプライベートの多くを犠牲にしている。クレーンは次のように説明する

ショウナは、トレーニング中心の生活を送っています。彼女の中には、自分が成長したいと思っているエリアや完了させたいトレーニングセッション、1週間でトレーニングに費やしたい時間が具体的に用意されています。彼女は脇目も振らずにそれらに取り組んでいます」「成長したいと思っているなら、具体的な目標やトレーニングセッション数、トレーニングメニューが記されているリストを毎週用意するのが非常に効果的です。リストの90%がクリアできればOKです。50%しかクリアできなかった場合は、もう少し真剣に取り組む必要がありますね」

9:コントロールできない状態を理解できる

元体操選手のクレーンは身体をコントロールできない状態に不安を感じない。優秀なボルダラーに求められるのがこの資質だ。なぜなら、姿勢に気を取られずに勢い良くクライミングできるからだ。しかし、コクシーが自分の身体をコントロールできない状況を受け容れられるようになるまではしばらく時間がかかった。クレーンが振り返る。

ショウナとトレーニングを始めた頃、体操のムーブを一緒に練習していたのですが、彼女は逆さま状態になると身体感覚を完全に失ってしまいました。クライミング以外でのボディコントロールがそこまでできていなかったんですよ」「今はクライミングセッションを始める前に一緒にアクロヨガに取り組んでいます。私が下、彼女が上になるので、彼女は私に全身を預ける必要があります。これが彼女には大きな学びになっています」

10:勢いをキープできる

ボルダラーの究極の目標は「クライミングの勢いを最後まで失わない」だ。自分の身体をコントロールできている瞬間とできていない瞬間のバランスを上手く取り、勢いを失わないようにする能力は、このスポーツに求められるすべての能力の総和と言える。クレーンは次のように説明する。

「ボルダリングでは、身体をスムーズに動かしてムーブを連発しつつ、必要なタイミングで身体をピタリと止められるだけのストレングスが必要です。経験不足のボルダラーなら、このような激しい緩急に振り回されて恐怖を覚えるでしょう。ここに対応できるかどうかがボルダラーとしての成否を分けるケースは少なくありません」「ショウナは、非常にダイナミックなムーブを出せるスキルと、身体を止められる優秀なストレングスを備えています。彼女は自分の身体をコントロールできない状態を何回も経験してきたので、そこからコントロールを取り戻す方法を理解しています。この理解が、多様なウォールを難なく攻略できるレアな才能を彼女に授けているのです」

トップアスリートは日々の過ごし方から常にいろいろ考えて生活しているのがわかります。
そこまでとはいかないですが、自分自身も少しでも上を目指せるように頑張りたいと思いますね!!

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