2019年4月13日、14日、ボルダリングワールドカップ第2戦がモスクワで行われました。
男子は初戦を圧勝したチェコ出身のアダム・オンドラが、日本の杉本怜選手や石松選手、高田選手らがゼロ完登という難しかったセミファイナルを一人だけ4完登と圧倒し、今大会もまたアダムの優勝かと思われましたが、決勝でイェルネイ・クルーダーに逆転をゆるし、昨年の年間チャンピオン、イェルネイ・クルーダーが優勝という結果となりました。

2020年東京五輪金メダル本命のアダム・オンドラ
4月に入りすでにボルダリングW杯が2戦終了致しました。
今年は8月にある世界選手権が東京オリンピックの代表選考にかかってくるので日本選手の楢崎選手や野口選手はW杯は全戦に出場せずに、世界選手権に標準を合わせているため第2戦は欠場となりました。
その中でも第1戦を優勝し、第2戦でも準決勝まで圧倒的な強さを見せたチェコのアダム・オンドラ選手が金メダル筆頭と言われています。
世界最強クライマーと言えば、チェコのアダム・オンドラ選手を挙げる人が多いでしょう。

アダム・オンドラは2014年の世界選手権ではボルダリング・リード共にダブル優勝の快挙を成し遂げています!
日本の楢崎智亜選手もこう答えています
「そこまで意識してはいないのですが、『世界で今、一番強いのは誰だ?』とトップレベルの選手に聞いたら、みんながアダム・オンドラって返してくると思う。アダムはコンペでの成果も凄いし、外岩でもクライミングの限界値をどんどん上げているので、その人を越えなきゃいけない。かなり大変なことだと感じています」
日本選手に立ちはだかる世界最強クライマーのアダム選手のトレーニング情報を紹介していきましょう!
アダム・オンドラのトレーニング
アダム・オンドラ が 2020年の東京オリンピックでの金メダルを目指し、インドアでのトレーニングを始めた動画です。
クライミングがオリンピック競技としては初めてとなる2020年の東京大会では、
種目はリード、ボルダー、スピードという複合種目の総合成績で順位が決まる方式です。

最初は多くのクライマーが、壁もホールドも全て決まっているスピードクライミングを、クライミングの競技としては考えておらず、アダム・オンドラも複合での競技に反発していました。
アダムは岩場をメインに活動していたこともあり、特にオリンピックに関しては重要視していませんでしたが、オーストリアのインスブルックで開催される世界選手権も複合でおこなわれるということもあり、インドアでのトレーニングもスピードも含めた複合でトレーニングを始めています。
最近は日本のコンペでも複合でおこなわれることもあり、普段はボルダーがメイン、リードがメインの選手でも他の種目の競技に参戦するようになっています。
雪山大好きっ娘より引用
日本チームに立ちはだかる世界最強クライマーがオリンピックに標準を合わせてトレーニングしているので最大のライバルとなりそうです。
2020年はもうすぐです。初のオリンピック競技となったスポーツクライミングがどうなっていくのか楽しみとともに、日本選手が活躍できるのを楽しみにしていましょう!!!
コメント