ボルダリングジャパンカップ2018!男子は藤井選手史上初の3連覇!!女子は野口選手が返り咲き!

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日記&雑感

ボルダリングジャパンカップ2018

2月3、4日に第13回ボルダリングジャパンカップが行われ、2018年のボルダリング国内チャンピオンが決定しました。

BJC(ボルダリングジャパンカップ)は日本代表の選考大会を兼ねており、13回目を数える今大会には、全国から男子96名、女子60名がエントリーしました。

国内の有力選手がこぞって参戦するとあって、今大会も「W杯で勝つより難しい」と選手が口にするほどハイレベルな戦いが予想されていました。

 

 

男子予選~決勝ハイライト

男子予選

Aグループの首位通過は23歳の村井隆一。第1、2課題を一撃でスタートすると、第3課題もグループ唯一のオンサイト。最終課題こそトライを重ねてしまったが、2位の緒方良行を1アテンプト上回りました

注目である昨季W杯表彰台経験者の楢崎智亜、石松大晟、杉本怜の3名もグループ10位以内に入り翌日の準決勝を確実としています。

Bグループでは大会二連覇中の藤井快が5完登6アテンプトと安定した登りを披露し首位通過。

これにリードで実績十分の樋口純裕が並んだことで、2人がトップ通過となった。全完登は藤脇祐二を加えたこの3名のみで、高難易度の課題が続いたといえます。

男子準決勝

決勝進出者6名のうち4名が1完登とシビアな展開となった男子では、予選Bグループを首位突破した優勝候補筆頭である藤井快楢崎智亜が2完登でワンツーフィニッシュ。

若手有望株の原田海、石松大晟に加え、W杯でも実績のある杉本怜、そしてもう一人の有望株である緒方良行をボーナスのアテンプト1差で抑えた予選Aグループ1位の村井隆一が決勝へと進みました。

昨季ボルダリングW杯年間4位で一躍話題の渡部桂太は8位で惜しくも準決勝敗退となりました。

男子決勝

第1課題は全員が完登し実力が拮抗しているかに思われましたが、明暗は直後に分かれます。

第2課題は途中からスラブ(緩傾斜壁)に変わる今大会屈指の難関。

最後まで完登者が現れないかと思われた中で前回王者・藤井快が魅せる。最初のトライで核心部まで達すると、試行錯誤を繰り返しながら体勢をうまく整え一気にTOPへ。難攻不落と思われた課題の一撃に会場が沸きます。

第3課題は再び全員が完登したことで、最終課題を残して藤井が前人未到の3連覇に王手をかけた。原田海、楢崎智亜が逆転優勝するためには最低でも一撃が必要な状況だったが、両選手ともボーナス獲得に留まり、この時点で藤井の優勝が確定。

藤井はウイニングクライムとなる最終課題、完登こそならなかったものの、競技終了後に自身の優勝アナウンスが告げられると笑顔を見せ、歓声に手を振って応え前人未踏の3連覇を達成しました

 

 

 

女子予選~決勝ハイライト

女子予選

Aグループトップは昨年の女王で今大会も注目の伊藤ふたば

「それほど緊張もせずに、のびのびと登ることができた」と、全5課題を6アテンプトでまとめ、野中生萌らを押さえ堂々の首位通過。Bグループでは野口啓代、森秋彩が全完一撃と他を圧倒。危なげのない登りで順当に準決勝へ駒を進めました。

日本代表常連の尾上彩、小武芽生、昨年世界ユース選手権(ユースB)で伊藤と表彰台を独占した谷井菜月、菊地咲希も準決勝入り。BJC準優勝5度の小田桃花、最年長35歳の加島智子もその名を連ねて、期待通りの結果となりました。

 

女子準決勝

準決勝は昨日の予選から一気に難易度が上がり、序盤から完登者が少ないしびれる展開が続く。

この状況を14歳の谷井菜月が覆す。昨年の世界ユース選手権コンバインド種目(ユースB)の女王はそれまで誰も攻略できなかった第3、4課題を続けて完登し、会心のガッツポーズ。

それに続いたのが野中生萌。第2課題、それまで17名の選手がボーナス獲りにすら苦戦した難関課題をオンサイト。

合計3完登をすべて一撃で決めて、谷井を抜いて暫定首位に躍り出る。3完登3アテンプトの野中が首位通過を果たすかと思われたが、これを上回ったのが谷井と同じ14歳の森秋彩。第3課題まですべてTOPホールドを手中に収めると、最終第4課題はスタートのコーディネーションに苦戦し10トライを要したものの、驚異の粘りで完登。唯一の全完登で首位通過となった。

野口啓代、伊藤ふたば、尾上彩も順当に決勝へ駒を進めている。

 

女子決勝

女子優勝争いは、第3課題を終えた時点で暫定1位の森秋彩、2位の野口啓代に絞られる展開となりました。

迎えた最終課題でアテンプトの差から完登しなければ優勝のない野口は、2トライ目でTOPを掴むことに成功。

優勝は森の結果次第となる。4アテンプト以内で登りきれば優勝の森だったが、スタートからのランジに苦戦。5トライを重ねた時点で優勝の可能性はなくなりました。それでも残り10秒を切ってもトライを諦めない姿に会場からは労いの拍手が送られた。

優勝の野口啓代2年ぶり11度目の栄冠。

まだ若い世代にその座は譲らないと、日本クライミング界のパイオニアが国内女王の座に返り咲いた。昨年優勝で一躍注目も浴びた伊藤ふたばがも実力を見せ3位に入り、2年連続での表彰台となっています。

 

 

男子は藤井快選手が史上初の3連覇!女子は野口啓代選手が通算11度目となる優勝で幕を閉じたBJC2018

過去最多1,661名が駆け付けた大観衆の前で、世界トップレベルの熱い戦いが繰り広げられた2日間は台頭する10代の若手選手たちに、20代の二人がその実力を見せつける形になって幕を閉じました。

スポーツクライミングが東京五輪で正式種目に決まり、伊藤や森ら10代選手が台頭し日本のレベルが急激に上がっているなかでの活躍は周囲の感動を呼びました。

まだまだ2018年シーズン始まったばかりです。

リード日本選手権、W杯と徐々に始まる2018年のクライミングシーンも楽しみにしていましょう

*クライマーズ公式サイトより引用*

男子
1位:藤井 快(25)/3t4 4b6
2位:村井 隆一(23)/3t5 4b6
3位:楢崎 智亜(21)/2t3 4b4
4位:原田 海(18)/2t3 4b10
5位:石松 大晟(21)/2t4 4b5
6位:杉本 怜(26)/2t5 4b10

女子
1位:野口 啓代(28)/4t10 4b9
2位:森 秋彩(14)/3t6 3b5
3位:伊藤 ふたば(15)/3t9 4b10
4位:尾上 彩(22)/1t2 2b6
5位:野中 生萌(20)/1t3 3b7
6位:谷井 菜月(14)/0t 2b12

 

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