東京オリンピック正式種目クライミング3種目について

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ルールと基本

オリンピック競技スポーツクライミングについて

2020年の東京五輪でスポーツクライミング競技が追加種目として採用されました

最近の流行とともにボルダリングやクライミングという言葉が認知はされてきましたが、オリンピック競技としては実際何やるの?という方の方が多いと思います

今回はオリンピック競技としてのスポーツクライミングのルールについて詳しく説明していきたいと思います

一人で3種目を行い、総合成績で競う複合種目

東京五輪でのクライミング競技はリード・ボルダリング・スピードの3種目を一人の選手が全て行い、3種目の総合成績で競う複合種目として決定しました

*さらに4年後8年後は変わってくる可能性があります*

わかりやすく説明すると、体操の総合と一緒で床・鉄棒・跳馬など総合成績で争う形なので床に特化したシライ選手よりも総合的にすごい内村航平選手の方がメダル候補ということです

ではその3種目について詳しく説明していきましょう

リードクライミング

高さ12M以上の壁に設置されたルートを制限時間内に登っていきます

途中の確保支店にロープをかけて安全を確保しながら登っていく競技。初見で登り、落下すると競技は終了。

最長60手ほどあるコースで1手でもより高い地点まで登れた選手が勝ちというルールです

 

勝負のポイント

3種目の中で一番長い距離を登るので当然「持久力」がかなり重要です。全力でずっと登れないのでいかに体力を温存できるか、無駄な動きを少なくして登る必要があるためフィジカルもさる事ながらテクニックが大事な要素になってきます

また、初見での登りで勝敗が決まる為、迷ったり登りながら考えたりしていると疲れてしまいますオブザ。べも鍵となりそう。核心部分になるところのムーブやクリップ(ロープを掛けること)するところでのムーブを読んで自分なりに作っていく戦略も必要です

 

 

 

順位の決定方法

基本的に違うルートの2本を1トライずつ登り、順位によりポイントがついて2本のポイントで勝敗を決めます。

 

1本につき制限時間は6分間。ほかの選手のトライは見ることができませんが、予選だとデモンストレーションがあり、登りを確認することができます

1手でも高いホールドを取ったほうが勝ちになり、ホールドを保持して次のアクションを起こせれば+表示がつきますが、触れていればその高度にもなるので最後は飛びついてでも触ったほうが良いです

決勝以上の優先順位は高度の次がカウントバック(全ラウンドの順位)になり、それでも同順位の場合にタイムが短い方が勝ちになります

 

 

ボルダリング

このブログでメインに扱っているボルダリングは詳しい人は多いかもしれませんね

ボルダリング上達応援ブログ”Allez”

高さ5M以下の壁に設置された複数のコース(課題)を制限時間以内に、何本登れたかを競うルールです

規定のスタートホールドからスタートしてゴールホールドを両手で安定した状態で保持できれば完登とみなされます

 

勝負のポイント

一つの課題を登るための強度、難易度がかなり高めなボルダリング

選手はダイナミックなパワームーブや手を離したりするようなバランス、テクニカルな動き全てを要求される

いろんな壁の角度があり何本登れるかになってくるので得意・不得意をなくしていきたいところ

強さも必要だが限られた時間の中で答えとなるムーブが発見できるかがかなりのポイントになる為、オブザべ能力、メンタル面も勝負のキーとなります

 

 

順位の決定方法

基本的に「完登した課題の数」で順位が決まります

完登した数が同数の場合はその「完登した課題にかかったトライ数」が少ない方が順位が上になります。

そのトライ数も同じだった場合は各課題に「ボーナス」という高度が定められていて、その「ボーナス獲得数」次が「ボーナス獲得にかかったトライ数」という優先で順位が決定されます

 

つまり同じ本数の場合は少ないトライ数の方が優先されるため、より少ない数で登れるようにオブザべは必須。舞台を経験の差も出てくると思います

*2018年四月よりボルダリングの順位付けが変更となっています*

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スピード

日本に一番なじみがないのがスピードクライミング

一番速く登れた方が勝ちという単純なルールです

 

あらかじめ決まっている規定のホールドが規定の角度(ミリ単位)で付いているコースをどれだけ早く登れるか競います

トップロープ(終了地点から支店確保されて繋がれているロープ)で行うため、途中の支店確保はなくオートビレイ器を使っているため、多少のテンションはかかっている状態です

 

 

勝負のポイント

同じルートを何度もトレーニングして体に染み込ませていくことが大事

日本にスピードの壁はまだ数本しかないため練習する場所が少ないです

大会では隣同士2人で登るので、プレッシャーや緊張をはねのけ、集中してどれだけ自己ベストを出せるかが勝負のポイントとなります

 

 

 

順位の決定方法

予選は左右にある同一ルートを各1回ずつで計2トライできます

2トライのうちの速い方のタイムで競います

決勝はトーナメント方式で予選の順位が高い人と低い人が当たるようになっています(1位と16位)(2位と15位)

決勝はどちらかのルートを1トライのみ出来て、タイムを競い、同タイムだった場合は予選の順位で差がつきます

 

 

 

 

これからどうなっていくのか?

東京五輪のルールはこうでしたが、これから先はどうなっていくのでしょうか?

本来のクライミングとはかけ離れたと議論がでているスピードを含め、複合ではなく専門の方がいいという意見もあります

また参加人数も東京五輪は全体で40名(男女20名ずつ)と少ないです

各国何人が代表になれるかもわからないので今後どうなっていくかは予想できないです

 

日本選手はレベルが高く、昨年のボルダリングワールドカップでも楢崎選手と藤井選手が1,2フィニッシュ。女子で野中選手が総合2位と大活躍でした。

年齢も若くメダルを狙える世代が盛り上がっているのでこれからのクライミングシーンに期待です

 

 

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