ボルダリングはスポーツとして今後どうなっていくのか?

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日記&雑感

スポーツとしてのボルダリングの位置

近年、スポーツクライミングは2020年夏季オリンピックの追加候補種目に選定されたことな
どから大きな注目を集めています

クライミングジムは500を超え、なお増え続けています

また、国内におけるスポーツクライミングの競技人口は、50.2 万人と推定されていて、
柔道よりも約10万人少なく、トライアスロンよりも約 10 万人多いとされています

このように、スポーツクライミングはスポーツ種目として人気が高まっているものの、それが競技スポーツとして定着しつつあるのか、それとも気軽に行うことができるレジャースポー
として認識されているのかどうかが不明であり、その取り組み方や価値観も多様なのが現状です

ボルダリングの取り組み方

 

ある研究会でスポーツへの取り組みとスポーツの意義づけという二つの価値基準によって構築される「スポーツ価値意識の四類型モデルを提唱したとしています

スポーツへの取り組み方には、「勝利や記録をめざして禁欲的に自己の能力をたかめ
るのか、それとも今の自己の能力にあわせて気軽にスポーツを楽しむか」という価値基準があ
り、それぞれ「禁欲性」志向および「即時性」志向と呼ばれてます

そしてその一方でスポーツの意義づけには、「外在的目的の達成をめざしてスポーツ
を行うか、それともスポーツ行為それ自体を目的とするか」という価値基準があり、それぞれ
手段性」志向および「自己目的性」志向とされている。これら二つの価値基準を軸とし、四つのスポーツ価値意識の類型を示したものが以下の4つです

レクリエーション型

即時的なスポーツ欲求の充足過程を通して何らかの外在的目的を達成しようとするスポーツ価値意識

レジャー型

即時的にスポーツ欲求そのものを充足しようとするスポーツ価値意識

世俗内禁欲型

禁欲的鍛錬を経たスポーツ欲求の充足過程を通して何らかの外在的目的を達成しようとする
スポーツ価値意識

アゴン型

禁欲的鍛錬を経てスポーツ欲求そのものを充足しようとするスポーツ価値意識

 

 

基本的に一流アスリートは「世俗内禁欲型」に一元化され、地域スポーツ参加者は「レクリエーション型」もしくは「レジャー型」に分類されるとしているが、本研究において大多数のスポーツクライマーがアウトドアクライミングを中心に行う非競技者を含めて「世俗内禁欲型」に分類された。

これはクライミングというスポーツを競技としていないにもかかわらず、競技者と同じ意識で行っているという興味深いデータが得られたそうです

 

そして

今回の調査では地域スポーツ参加者に多いとされるスポーツ欲求そのものを満
たそうとする「レクリエーション型」および「レジャー型」の価値意識はほとんどみられなかった。このことから、現時点ではスポーツクライミングの人気が高まっているものの地域スポーツのような身近なスポーツにはまだなっていないことが示唆される。

というデータからまだまだ地域スポーツのようなアクティビティには慣れていないというのが現状です。

まとめ

今回の調査ではスポーツクライミングの人気は高まっていて、趣味でも競技者と同じような価値意識で行っていることからスポーツとしての魅力はほかの競技よりも違ったものがみられています。

ですが地域スポーツのような身近なスポーツとはなっていないことも同時にわかり、今後のスポーツクライミングの普及、発展には地域スポーツとして定着させることが重要になってくるということがポイントになります

僕らクライミングジムのスタッフがどれだけ地域密着としてスポーツクライミングを発展させていくか、また発展の最終目標はどんな形がいいのかは考えさせられます

 

もっと多くの人が楽しめて、続けれる環境にしていきたいと強く願います

 

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