トウフックムーブ
トウフックムーブというのはその名の通りトウ部分「つま先」の上側甲側を壁面やホールドに引っ掛けることでムーブそのものの名前ではありません。
つま先をひっかけると登りやすくなるムーブをトウフックムーブと言います


発音的にはつま先なので正確には「トウ」が正確な表現ですが、「トゥーフック」という言い方が一般化されています!!
甲側の広い部分や足首に近い部分をひっかけるムーブもトゥフックと呼んだりしますが、厳密にいうと少し違います
どちらも出来るようになりましょう!!
トウフックを多用する壁形状はルーフ
トウフックは足を下から上に向けてひっかけることが多いので、垂壁や緩傾斜で使うことは少なくどちらかというと強傾斜、水平ルーフなどの足が離れたら落ちてしまうときなどに使われます
使い方としては基本のムーブとおなじように右手を動かしたいときは右足を、左手を動かしたいときは左足をかけるのがセオリーです!
かけ方は足首から先をアキレスけんを伸ばすように、足のすね前側の筋肉を使ってあげるようにひっかけてください!
トウフックする足のポイントは親指と人差し指のあたり鼻緒の要のところを中心にかけると上手くトウフックをコントロールすることができます!!
面で効かせるトウ(甲)フック
大きなスローパーやカンテの側面にフックをかける時は足の甲の部分まで大きくかけてフリクションを効かせることが有効な場合があります。
難点は甲までかけてしまうと解除するときに振られが大きくなり、解除することが核心になることが多いです。
その場合は次のムーブを起こす前につま先部分にかけなおすか、反対側の足の置き方を考える等の動作が必要になってきます。
最近は靴の性能がよく、トウフックがかけやすい形状のシューズもあるのでそこに頼るだけでなく、自分でも足の上側のどの部分にかかっているかをわかるようにしましょう。
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トウフックで使う筋肉
トウフックで使う筋肉は主にふくらはぎの筋肉とヒラメ筋が重要になってきます。
さらにその状態で支えるための腹筋も必要となっていきます。
このすねの前側の筋肉と腹部のインナーマッスルを鍛えることがトウフック名人になる上達のポイントですが、普段あまり使わない筋肉達です。
チューブなどをうまく使って意識的にトレーニングを行うようにしましょう。
トウフックが強くなるとおのずとルーフや強傾斜にも強くなっていきます。
トウフックをかけた状態というのは手から足まで筋肉が上手く伝わっていないと出来ません。

トウフックが苦手だからと言ってやらないままではなく、どんどんチャレンジしていきましょう!!
