クライミングシューズ性能に必要な2つの要素
クライミングシューズの性能には重要な2つの要素があります

それはスメアリング性能(摩擦力)とエッジング性能です
クライミングシューズが柔らかすぎるゴムだと変形して体重に負けてしまい、ホールドから落ちやすくなるのでエッジングができるように一定の硬さは必要です
そしてスメアリング性能としては柔らかいゴム性質の方が摩擦力が高いことがあり、この2つの要素は相反するものとなっていて、この2つの組み合わせをどれだけ調整して優先してクライミングシューズを選ぶかが大切となります
エッジング性能もそうですが、摩擦力というのはクライミングをする上でとても重要で、ホールドとの摩擦力はクライミングの登れるグレード・実力をも左右することになります
1スメアリング(摩擦力)
ホールドを押し付けるように乗る
クライミングシューズをホールドを押し付ける力が強い程、摩擦力は強くなります。
そのためできるだけ体重をホールドに乗せたほうが足は滑りにくくなります。
へっぴり腰だったり、引きすぎて上体が高いほど摩擦力がなくなるので滑りやすくなります。
滑り出したら止まらない
物体は止まっているときの摩擦力を静止摩擦力といい、動き出してからの摩擦力を動摩擦力といいます。
クライミングでは重力もプラスされるため、滑り始めると加速度もついて止めることができません。
もし止めることができるとすれば腕や上半身の負担がかなりかかるはずです。
2エッジング
1点に力を集中して乗せる
ソールの角(エッジ)部分の1点に集中してスタンスにたちます。
踵が上がりつま先が一番下にきて、できるだけ力がつま先に集中している方がエッジングの力が高く働きます。
ソールは硬めのシューズ
エッジングに特化するシューズは硬めのシューズの方が効きます。
足の指のポイントに最大限力を集中させて立ち上がります。
エッジングとスメアリングは両極端

上記で説明した通りエッジングとスメアリングは両極端の特性を持っています。
硬すぎるシューズはスメアリングが悪くなり、柔らかすぎるシューズはエッジング性能が落ちてしまいます。
また足の置き方もつま先を下げる置き方やつま先を上げる置き方で違ってきます。
両方を取るシューズというのもなかなか難しいので、今自分が必要としている最適な使い方ができるシューズを選ぶようにしましょう。
硬いシューズがいいのか柔らかいシューズがいいのかは永遠のテーマですが、今自分はどんな登りをしているか、どんな登りが得意でどの傾斜が得意なのかをわかっていると選びやすいと思います。
得意を伸ばすのも苦手を克服するのも自分次第です。
シューズにはエッジングとスメアリングの特性があるのでその特性を活かしたクライミングをしていきましょう!!
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